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次世代アニメはCGが主流?CGアニメの特徴と制作上のメリット

次世代アニメはCGが主流? CGアニメの特徴と制作上のメリット 従来の日本アニメといえば手描きのセルアニメが定番でしたが、最近では作品全体をCGで制作するフルCGアニメも増加しています。 IT化の波が大きくなっている現代ならではともいえる傾向ですが、CGアニメと従来のセルアニメとは一体どのような違いがあるのでしょうか。 また、アニメをCGで制作することでどんなメリットがあるのでしょうか。 今回は、日本アニメの次世代を担うCGアニメの特徴と制作上で得られるメリットについてご紹介いたします。

日本アニメの次世代版!? CGアニメにはどんな特徴がある?

これまでの時代、日本で主流となっていたセルアニメというのは、静止画のセル画を何枚も使って動きをつける形式でした。 しかし最近ではアニメ技術も劇的に発達し、コンピュータを使って自由に画像を動かすことができるようになりました。 コンピュータ上で作り出すキャラクターには、より実写に近づけられるという技術的な特徴があります。 人間の体の動きをコンピュータに取り込むモーションキャプチャという技術を使えば、キャラクターの動きがとてもなめらかになり、リアリティたっぷりの映像を作ることが可能なのです。 とはいえ、一部のアニメファンにはリアルな3D映像よりも、デフォルメ化された絵柄のほうが好まれているのも事実です。 そのため、最近のCGアニメは、セル画アニメの映像に極力近づける「セルルック」という制作手法が定番として使われています。

CGをアニメに取り入れるメリットとは?

CGアニメはコンピュータで制作するため、従来の手描きアニメに比べて圧倒的にキレイでなめらかな映像が仕上がります。 アニメキャラクターのリアリティさや動きのナチュラルさはもちろん、目を見張るほどの美しい色彩や風景、特殊効果などを作ることができるのです。 また、手描きのセルアニメは一度描き上げてしまうと修正するのに時間がかかるという側面がありますが、CGアニメならば修正をしたいときにも簡単に仕上げることができます。 コンピュータの中の絵に修正を加えながらアニメを作っていけば、映像のクオリティもどんどんと上げることができるのです。

CG導入でアニメ制作の効率が上がる

専門学校で得られるスキルとは? 一度作られたCGアニメは、動きだけを残して手足や顔といったキャラの容姿を入れ替えてどんどん使い回すことができます。 キャラクターの動きや表情だけをコピーして、別の回や別のアニメ作品に活かせばとても効率的です。 CGアニメをデータベース化していくことで使い回せるシーンが増え、質の高いアニメ映像の量産も可能になるのです。 これによってアニメ制作に携わる人々の仕事量を減らすことができ、さらに効率化を図ることができます。 1つのアニメ作品を作り上げるまでの工程も少なくなるので、他の部分をより綿密に作り上げることも可能です。 CGの技術は今この瞬間も進化し続けているといっても過言ではありません。 今後のアニメ業界には今よりももっと多彩なCGの手法が生まれ、アニメ制作の方式もどんどん広がっていくはずです。 アニメ制作に携わりたいとお考えの方は、ぜひとも最新鋭のフルCGアニメの技術を学んでおきたいものです。
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