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1本の映画を制作するために関わっている主な職種とは?

1本の映画を制作するために関わっている主な職種とは? わたしたちが普段映画を見るときには、出演している俳優や女優、作品を作った脚本家や原作者、映画の総指揮を行った監督など、表舞台に立っている人々にしか目を向けませんよね。 しかし、1本の映画を完成させるための過程には、驚くほどたくさんのスタッフが関わっています。 たくさんの人々の努力が重なったからこそ映画が作り上げられているのです。 とはいえ、やはり映画制作の裏側はなかなか見る機会もないため、具体的にイメージがしづらいことと思います。 そこで今回は、1本の映画を制作するために関わっている主な職種についてご紹介いたします。

映画の企画を立てるスタッフ

映画が作られるときは、テレビ局や配給会社などのクライアントの意向によって制作されるのが一般的です。 クライアントが広告代理店やマーケティング会社に依頼をし、代理店が制作会社へ介在して、プロデューサーとともに映画制作の計画を立てていきます。 プロデューサーは、映画の企画を出して予算を調達し、スタッフを集めたりスポンサーと交渉したりとさまざまなすり合わせをします。 制作会社は、技術や美術のスタッフをすべて自社でまかなうケースもありますし、外部のパートナー会社やフリーランススタッフに外注して制作を進めるケースもあります。

映画の出演者や総合的な職種

映画制作に関わる人間として外せないのは、実際に映画に出演する俳優や女優といった役者たちの存在です。 しかし、映画の世界には役者以外にもさまざまな職種の人達が関わっています。 映画撮影の指揮を取りながら全体を牽引していくのが、映画監督の仕事です。 各セクションを担当しつつ全体をサポートする助監督とともに、すべてのスタッフをまとめ上げていきます。 脚本家やシナリオライターは制作会社の発注に合わせて脚本を書き、映画のストーリーや全体の世界観を作り上げていきます。

映画の技術や美術の担当者

映画を作る上で欠かせない職業の1つがカメラマンです。俳優や女優の演技を撮影し、背景や灯り、アングルなどを調節しながら撮影を行っていきます。 また、実際にカメラを扱っている人以外にも、指示に合わせてカメラクレーンや照明機材を動かすことを担当としている人もいます。 1つのシーンに何人ものカメラマンを用意することは珍しくなく、映画作成において重要なポジションといえます。 カメラマンは、録音機材をかついで撮影時の音声を録音する音声スタッフとともに仕事を進めていくのが一般的です。 また、場面に応じて効果的な音を入れていく音響オペレーターや、照明機材を使って色彩や光を加えていく照明オペレーター、特殊効果を担当するスタッフも必要不可欠といえます。 さらに、美術スタッフも映画制作において欠かせない職業です。撮影に使用する大道具や小道具、役者の持道具の制作や管理をします。 衣装の提案をするスタイリストやコーディネーターのほか、役者のヘアメイクや特殊メイクを担当するスタッフもいます。

映画編集に携わる職種もたくさんある

舞台監督に求められる能力とは? 撮影した映像をまとめて映画を作り上げていく編集の仕事にも、たくさんの職種が関わっています。 編集に合わせて3DCGなどを担当するのがCGオペレーターの役割。翻訳家は字幕や吹き替えを担当します。 また、映画の記録を取るスクリプターや、映画制作の過程を静止画で撮影するスチールカメラマンといった職種も関わってきます。 映画の観客動員数を増やすためには、映画のプロモーションをする映画宣伝担当者も必要です。 このような編集作業員は実際に映画に出演している俳優や女優と関わることは滅多になく、デスクワークや世間の人々に向けた仕事がメインになります。 今回は、1本の映画ができるまでの流れにのっとり、ざっと映画関連の職種を説明しましたが、今回名前を挙げられなかった職種もたくさんあります。 このことからもわかるように、1本の映画にはとてつもなくたくさんの人々の力が合わさっているのです。 作品作りに興味がある方や、人と協力をして仕事をしていきたいという方には映画業界での仕事が向いているかもしれませんね。
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