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Interview

就職した先輩たち_映画監督 小路 紘史 さん

業界で活躍する卒業生に聞きました

映画監督として活躍する小路さんに、学生時代の思い出、仕事への取り組み方について語っていただきました。

映画監督

小路 紘史さん

Shoji Hiroshi

2008年卒業

1986年、広島県出身。

卒業後制作した短編映画が話題を集めたのち、長編『ケンとカズ』は新藤兼人賞・日本映画監督新人賞など、数々の新人監督賞を受賞。

クラウドファンディングによって自主制作された自身2本目の長編映画『辰巳』の公開が待たれる。

自分の思ったことを形にする企画力、実現する情熱を大切にしたい

学生時代に仲間とつくった自主映画が原点

小路紘史さん
映画に携わる仕事に就きたいと思ったきっかけを教えてください。

父親が「田舎の映画好きの親父」って感じの人だったので、小学生くらいから戦争映画やアクション映画をよく一緒に観ていました。
ちなみに初めて観た映画は、『13日の金曜日』。単純にあのおどろおどろしい怖さが、エンターテインメントとして面白くって、それからしばらくはホラーばかり観ていた記憶があります。

その頃から、ジョージ・ルーカスやスティーヴン・スピルバーグという名前は知っていたので、作品には映画監督がいるということは認識していたとは思います。
そしてあるとき、映画の最後に「字幕翻訳 戸田奈津子」というクレジットがよく出てくることに気が付いて、こういう映画に携わる仕事に就きたいなって漠然と考え始めた記憶があります。

そこから、本格的に監督業を目指したタイミングは?

高校で卒業後の進路を考え始めたときです。
進路相談室で、この学校のパンフレットを見つけました。他にも映画の勉強ができる学校はありましたが、パンフレットに「to Hollywood ★ Road」とあって、ここが一番ハリウッドに近い! と思ったんですよね。
それからこの学校には、自分の専攻以外の勉強もできるカリキュラムがあり、それにも魅力を感じました。
この、「ひとつのことに決めつけずにチャレンジすることの大切さ」は、今仕事をしていてもすごく実感しています。

同じ監督専攻を卒業した仲間たちの進路も様々で、舞台の脚本・制作やYouTubeの制作に携わっている人もいます。
毎熊克哉も、当時は彼が俳優として活躍する今の姿は全く想像していませんでしたから。
今、監督と俳優として一緒に仕事をすることができているのは、すごく嬉しいことです。

学生時代の一番の思い出は何ですか?

同じ志を持つ仲間たちと自主映画をつくったのが、とにかく楽しかったです。
自分で企画書をつくることからスタートしたのですが、この「自分の思ったこと」を形にできた経験は貴重でした。
その時の思いや情熱は、間違いなく実現に向けた原動力になりましたし、今でも大切にしている部分です。

最後に、これから入学を希望する皆さんにひとことお願いします。

この学校で、映画が好きな仲間と出会えたことは何よりもの財産です。
ここにはたくさんの仲間がいるので、皆さんも「エンターテインメントが好き」「映画が好き」、この思いがあればまずは飛び込んでみてください。

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