最近では、アニメや実写映画など様々な映像作品で目にする機会の増えてきた、コンピューターグラフィック(CG)。
CG映像を作る上で重要な役割を担っているのが、CGディレクターです。
では、CGディレクターとはどのような仕事をする人のことで、一体どのような役割を担っているのでしょう?
今回は、CGディレクターの仕事内容とその役割、CGディレクターになるための道のりなどをご紹介します。
CGディレクターの仕事内容と役割
CGディレクターとは、監督やクライアントから、「こういった映像を作ってほしい」というオーダーを受け、その内容を確認した上で、CGデザイナーに演出指示を出す人のことをいいます。
ここで、CGディレクターとCGデザイナーの関係について少し説明すると、CGデザイナーは実際にCG制作を行うのに対し、CGディレクターは制作を行うことはほとんどありません。
監督やクライアントからの指示を受け、それをデザイナーに伝える、いわば橋渡し的存在です。
CGディレクターとしての作品づくり
CGディレクターは、監督やクライアントから指示を受け、それをデザイナーに伝えるという役割を担っているため、コミュニケーション能力やリーダーシップ力が求められます。
クライアントへの確認事項があるときは、極力メールで済ませることはせず、直接話すなど積極的にコミュニケーションを取ることが大切になってきます。
口頭で説明した方がニュアンスを正確に伝えることができるので、監督やクライアントが求めるものにより近い作品になるのです。
監督やクライアントとやり取りを繰り返し、妥協のない、いいものを世の中に出したいですね。
CG制作のスキルは日本ではもちろん、世界でも通じるスキルです。
スキルを高めることにより、海外での活躍も夢ではありません。
CGディレクターへの道のり
将来CGディレクターを目指すのであれば、まずは専門学校へ通い、CGソフトの使い方など基礎から学ぶことをおすすめします。
CG業界への就職は、CGソフトを使えることが前提条件になってくるのです。
また、CG技術の習得は、プロ目線でのチェックや指導が非常に重要になってきます。
専門学校で講師から的確な指導を受けることが就職への近道といえるでしょう。
また、一般的にディレクターはデザイナーの上に立つ存在であるため、CGディレクターになるにはCGデザイナーを経験し、デザイン技術や制作など、あらゆるスキルを身につける必要があるといえます。
今から始められることとしては、たくさんの作品に触れておくことです。名作と呼ばれるものから最新技術のものまで、学べることはたくさんあります。
CGディレクターの仕事は、デザイナーに比べたら責任も重くなるので、少し難しく感じるかもしれません。
しかし、監督やクライアントと直接やり取りをし、作品を作り上げるという点ではとてもやりがいがあります。
CG制作に携わってみたいとお考えの方は、専門学校へ進学し、CGディレクターへの道にチャレンジしてみてもいいかもしれませんね。
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